投手陣その3です。
●阿知羅●
一昨年のオフに戦力外候補の筆頭に挙げてしまい失礼しました(^^;
ウエスタンで結果を出し、1軍でも13試合に登板。
後半は下に落ちたというより、期待から下で先発テストを重ねた形。
カウント稼ぎ、勝負球両方に使える大きなカーブがあるので、先発で長いイニングを投げさせたい投手です。
真っすぐもオーバーハンドで角度があるのでもうあと少しスピードが出れば勝負になりそう。
3年目でグッと良くなった点から、今年も更なる上積みを期待します。
●祖父江●
最後にメッタ打ちされて防御率を悪化させたものの、数字的には中継ぎを支えた1人。
タイプ的にもクローザータイプだし、一昨年に挙げた1Sの試合の印象が強く残ってます。
もうピッチャーがいなくなって、一番厳しい場面で出た祖父江が見事に試合を締めくくりました。
なので、クローザー不在となった昨年なぜ祖父江を試さない？という思いがありました。
下ではセーブ王ですし。
（上で46試合投げたのに下でもセーブ王って！？）
ただ、守備が酷すぎるのでクローザーで出てきたらバント攻めで崩されるかも(^^;
●福●
いわゆる社会人出身の即戦力ルーキーとして、それなりの数字を残しました。
便利屋感があるので使われ方が一貫しませんでしたが、シーズン中書いた通り私は先発向きだと思います。
抽象的ですが、ガンガンいくより力が抜けた方が良いイメージがする投手です。
（又吉と同じで岡田と逆）
とにかく先発の駒が必要なチーム状況もあるので、ぜひ先発としてキャンプから競争して欲しいです。
●浅尾●
復活を祈るのみ。
だいぶ前に書いた通り、浅尾の野手転向が私個人の夢でしたが、夢は夢。
年齢的にも実績的にもその可能性はもう1％程度でしょう。
浅尾の二遊間の守備が見てみたいなあ・・・
●濱田達●
故障で育成へ。
元々が故障持ちだったので、こうなってしまったら厳しいかなと。。
もちろん復帰して力強いピッチングがまた見られたら嬉しいです。
●浜田智●
同じく故障で育成へ。
1年目のキャンプではソコソコな印象でしたが、2年目のキャンプオープン戦を見るとバッピ状態。
野村と共に落合GMドラフト批判の代名詞となってしまいました。
正直、育成で残したのもドラフト上位の温情でしょう。
●金子●
個人的に大きな期待をしていたので、1試合しか登板が無かったのは残念。
キャンプ、オープン戦通じてチームでも上位の球の力を画面からは感じたのですが。。
プロの首脳陣から見て使うには何か足りないものがあるのでしょう。
それが何なのか当然本人には伝わっていると思うので、今年こそ。
●山本雅●
故障で育成へ。
いわゆる投げっぷりの良さと便利さが売りの即戦力だっただけに故障は痛い。
まだ若いので育成で残したと思いますが、厳しい状況かと。
コメント
中日新聞の森監督と鈴木孝政対談。
同年（千葉科学技術工と成東高）・九十九里の同郷（一の宮町・蓮沼村）の両人の今季投手展望は正確で面白い。
遠い昔、練習試合で対戦。孝政投手は既に全国銘柄。森監督は単なる地方銘柄。そして、すぐ廃校で駒大高に転校。天と地の高校野球人生。
みんな、九十九里のイワシとハマグリで大きくなった。孝政投手は家業肉屋のステーキで速球が倍加。
今季の先発主軸は４名予定とか。大野、若松、ついで吉見。あとは外人と小熊、伊藤などに期待。
大野はケガ後スピード減退。若松は元来球威不足。吉見は制球専門。いづれも威圧感はなく、打者は踏み込んできて、３点覚悟の先発陣。
肝心の抑えはキャンプなどで決めていくと、昨年と同じ発言。
先発、救援陣とも絶対エース不在の、コマギレ投手陣です。
結局、柳、小笠原、外人などの未知数投手の活躍期待でしょうか。
「投手王国中日」の頼みの投手陣も、薄氷を踏むメンバー。こければ、最下位街道まっしぐらですか。
森監督も絶対の自信はなさそうな対談でした。