打撃コーチの役割は色々あると思いますが、技術面は結局本人の問題。
コーチを筆頭に、練習を視察に来た解説者など様々な人が選手にアドバイスを送りますが、それを取り入れるか取り入れないかは本人次第。
特にプロは飛び抜けた存在の集まりですから。
現役時代の実績はもちろん、コーチしても土井さんくらい実績が無いとなかなか聞かないでしょう^^;
もっと大事なのは、チームの攻撃面の方針をしっかり決めて選手に伝えること。
年間通してのもの、その試合限定のもの共に。
よく試合中に打撃コーチの談話が伝えられるやつですね。
「高目のボールに手を出さず、いい球を狙って欲しい」とか、当たり前のやつです(笑)
でも、当たり前でいいです。選手がそれで力を出しやすくなれば。
日曜日の楽天戦の2回表。
ツーアウトランナー無しで野本の打席。
ノースリーのカウントからど真ん中のストレートを見逃しました。
エッ!?
って私は思いました。
ノースリーから1球待つのってなぜかセオリーになってます。
あたりまえだのクラッカーになってます。
でも、それって時と場面によるものじゃないでしょうか?
オープン戦で、しかも野本は結果を1番求められてる選手。アピールアピール!
しかも、ツーアウトランナー無しで9番バッターが四球狙いで1塁に歩いても???
ま、まあ、それでもワンスリーでまだまだ打者有利なカウント。
次も甘い球が来る可能性は高いです。じゃあ、それを狙っていくのでしょう・・・
って、ファールにしてるし!!
これでツースリーです。いわゆる、
「ワンスリーなら見逃せるけど、なぜかツースリーだとボールを振ってしまう」
と言われる打者有利と言えないカウントです。
で、結局野本は三振・・・
結果の三振は仕方ないんですけど、ノースリーからの過程がイカガナモノカ・・・
一番打てる可能性が高い、甘い球が来る可能性が高い、そして優位な気持ちで思い切り打てるカウント。
それがノースリーです。それを簡単に捨ててしまうのがもったいないといつも思います。
ノーアウトだったり、相手投手がコントロールに苦しんでいたり、当然振ってはいけないケースもあります。
それが時と場合によるというやつです。
荒木が、「コーチになるとしたら打撃コーチになりたい。」
「走塁は最初から得意だったから教えられない。打撃は苦手なのにここまで何とかやってこれたから教えることがたくさんある。」
みたいなことを言っていたのも、それに通じるものがあるかもしれません。
でも実際は、前半に書いた意味でそういった人選は無いですね。
何が言いたいのか分からなくなってきましたが(笑)
とにかく、技術面よりも、試合で選手が力を発揮しやすくなるサポートを、打撃コーチには期待しています。
今のコーチが出来ていないとは言っていないですよ。
長島チーフは良い評判がよく流れてますし。
ただ、しつこいですが、先日の野本の打席はガッカリでした。
もちろんコーチよりも選手の問題ですけど^^;
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