4-5
1点差だったものの、5回に逆転されて以降はずっと負けムード。
結果負けたからそう言えるのは千も承知ですが、2回に1点返されて藤平投手が立ち直ったあたりからもうイヤーな感じが出ていました。負け慣れたファンの嗅覚。
『ついでにとんちんかん』なら、どんよりドヨドヨと黒い雲が出てきている。と言えば分かりやすいでしょう。
正直、初回に2点をとった時点では前日に続いて快勝だと思ってしまいました。
そこからさらに畳み込んで立ち上がりの藤平を崩しきれなかったこと。
そして、小笠原の調子が悪かったことが誤算でした。
小笠原は悪くても何とかしてくれる投手ですが、悪過ぎました。四球連発という形ではなく、高目に浮くという形で面白いようにヒットを打たれてしまいました。結局2ケタ10被安打。
そして、そんな悪い日に限って首脳陣が「長いイニングを投げてもらう」と心に決めているという。
中継ぎ陣が厳しい状況なのでその方針は理解できますが、この試合を勝つという目的から言えば、ポンポンと打たれ続けてなかなか流れが来ない、追いつけないという悪い結果に繋がりました。
そして、小笠原の不調と共に分かりやすいもう1つの敗因は、石川昂の大ブレーキ。
新聞の見出しにもなったようですが、明白な敗因です。
ただ、ここも石川昂はこの壁を乗り越えさせるという信念の元なので理解できます。
理解はできるけれども、きのうの試合を勝つという目的からすればズレた決め事。
この2つによって1点差だけど勝てる雰囲気が無かった試合になった。
そんな風にまとめさせて頂きます。
もう1こポイントとしては6回に追いついて追い越せなかった場面。
ノーアウト2塁からの周平三振。
1回は満塁から見事にレフトへヒットを打ってくれましたが、ここは場面のせいで引っ張りにいってしまいました。引っ張ろうという意識があると、低目の落ちる球を振ってしまいます。相手も当然そこを突いてくるし、そんな場面にピッタリな投手を出した相手の勝ちでした。
周平はどんな場面でも引っ張り禁止にしましょう。大宮で生で見てそう思って、以前とは全く逆の見方になった今、本当に周平を見る気持ちが楽になりました。むしろ徹底して左方向に打とうとしてくれたら長打も増えると思ってます、それは恒例の外からだから言える勝手な見方ですね。
混戦だから交流戦優勝も狙える位置!
とか言ってて後半戦でズルズルと崩れ落ちる。
そんなパターンに今年も陥って欲しくないのですが、そんな心配が出てきてしまう試合となりました。1点差というのが余計に。
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