現地観戦行ってきました。また負けました。
2009年7月7日神宮での勝利以来の現地観戦、連敗記録更新です。
10連敗以上から10連敗以上への更新。(数えてない)
神宮へ行ったのはその勝った試合以来でした。
タイミングやら何やらで14年振り。
そして、外野席での観戦はもう記憶に無いくらい久々でした。
もしかすると、井端さんがプロ初ホームランを打った神宮以来かも。
いくら何でも、んなことないだろうと思うくらい記憶がありません。
加齢による記憶力の低下も多大にありますが、今の応援歌は覚えにくい!
歌詞をプリントアウトしたのですが、全然入ってきません。
難しい言葉もあるし、どの選手のも似た歌詞に見えてしまい・・・
あ、これ流行っている歌をおっさんが批判する典型じゃん。やっぱ加齢のせいだった!
というわけで、覚えられた限られた選手の応援だけ声を出して応援しました。
それでも昔を思い出して楽しかったです。
思い出してと言えば、あの球場に入って外野スタンドへのスロープを登っていく時のスコアボードが見えてくる高揚感は小学生の頃を思い出して感慨深かったですね。今回は連れて行った小学生の息子は高揚してくれたかどうか分かりませんが。
さて、試合です。
楽しみだった先発仲地。
まさかの1回降板で残念でしたが、投球は外野席から見ても十分プロで活躍できる投球でした。
綺麗なフォームから投げ下ろすストレートは表示通り速く見えたし、変化球も切れていました。スライダーとフォークは外野からでは見分けがつきませんでしたが、打者が絵に描いたように空振りするシーンは頼もしく映りました。
でも、村上を目覚めさせてしまったのは痛かったですね。
インコースを狙ったストレートが外へ抜けました。
村上は神宮でのホームランの打ち方を分かっています。強い追い風に乗せるように逆方向へ軽く打ち上げました。スイングが軽かったのでよしと思ったのですが、打球は全然落ちてきませんでした。
これで調子が戻ってしまったのか、2本目は完璧。
もう振る前からホームランでしたね。
というのは言い過ぎですが、振り返ればそう見えたと思ってしまうくらい、しっかり軸足に体重が残ってスイングしています。パワーがあるのは当然ですがやっぱり打ち方もホームランを打つ選手はそんな打ち方をしているんです。
仲地の緊急降板の後は、中継ぎ陣がよく抑えました。本当によく抑えたの一言です。
先発にアクシデントが発生して、2回表の攻撃が酷い内容。
もう2回裏からボロボロな試合になってもおかしくない流れでした。
その2回表。
キノタクが粘って粘って2ベース。この内容が濃かっただけにその後の酷さが際立ちました。
まず鵜飼が初球を打ってサードゴロ。
打席に入る前にコーチが鵜飼にアドバイスを送っていました。
恐らく、進塁打を考え過ぎないで積極的に自分のバッティングをしろというアドバイスだったのでしょう。
それは大賛成なのですが、なぜそのアドバイスが初球の外角低目をコネてサードゴロという結果に繋がってしまうのか。。。
うまくいかない。
で、次の村松のセンター前ヒットでキノタクがまさかの3塁アウト。
ハーフウェイで打球を見ていて、最後の最後でなぜか数歩戻ってしまったキノタク。
「落ちるって!!!」と思わず声が出たので間違いなく数歩戻りました。
グラウンドレベルではもっと判断が難しいのは分かりますが、戻る必要はありません。
ハーフウェイで待ってて、捕られてから戻ればいいのです。
なぜ捕られる前に戻る・・・
なかなか草野球でも見られない走塁になってしまいました。草野球ならセンターの送球がちゃんとこないから逆に見られないというのもありますが。
振り返ると、鵜飼のサードゴロの時に2塁に押し込まれて、また少しハーフウェイに出たところをファーストから送球されて慌てて戻っているんですよね。
その残像で反射的に戻ってしまったのかもしれません。
いずれにしてもガッカリ、呆然となるプレーでした。
その後も我らがドラゴンズはゲッツーはあるしチャンスは潰すしエラーは出まくるしで散々な内容でした。
それでも満員のスタンドはお行儀が良くてビックリしました。
昔はこんなプレーがあったら怒声が飛び交い、ファン同士でケンカが起こり、ビールは飛び散り・・・という記憶なのですが。。。
「あーあ」
というため息が起こるだけで、試合終了まで帰る人も全くいません。
時代の違いなのか、ファンが負けに慣れたのか。
たぶん後者のような気がします。
マナーの向上は良いことで時代の流れかもしれませんが、少なくとも強いチームならば村上のダメ押し2ランでその場の怒りに任せて帰路に向かう人もいたはずです。
キノタクの走塁と共に大きな「あーあ」だったのは石川昂の守備。
足が全然動いていませんでした。サンタナかオスナをゲッツーにとった時も弱い打球を待って捕ったからギリギリのタイミングになっていました。
村上2ランの前のエラーも、確かに打球が強くてバウンドが変化したのでしょうが、足が動いていないから対応できない。そして、弾いた後あきらめてすぐ捕りに行かなかったのも残念でした。直前に三振してもう気持ちが入っていないように見えてしまいました。まだ1点差なのにもう打席回ってこないし負ける流れを悟ってしまっているような。
4年間弱いチームに居続けるとああなってしまうのか?と勝手に根深い問題を考えてしまいました。
あとは、、、チャンスだったのは7回ですよね。
鵜飼を溝脇に代えてさすがに勝ちたいという采配をしたのですが、いかんせん溝脇の調子が落ちてしまっていた。。。最後のフォークは見事で仕方がない。追い込まれるまでが勝負強い良い時の溝脇ではありませんでした。
2アウト満塁までいって、代打は加藤翔。
現状では加藤翔しかいないし、スタンドも特にざわつくこともありませんでした。
あそこで出せない状態のアルモンテをなぜ1軍に置いておくのかは謎ですが。
結果加藤翔は打てずに残念でした。
帰ってから気づきました。
あれ??そういえば周平は!?
何か違和感があったんですよね。加藤翔しかいない。でもなんか野手少なくね??って。
帰ってからいたことに気づくなんて(泣)
あーあ。
最後に。
細川のホームランで救われました。
あの、放物線を描いた打球がフェンスを越えてスタンドに消えるまでの至福の時間。
やっぱりホームランは野球の華です。
細川のドラゴンズ移籍後初ホームランを見た!というだけで行った価値が生まれました。
あれが某ドームなら入っていないと思うとゾッとします。
あとはドアラとつば九郎のコンビ静止芸も見せてくれてありがとう。
結果打ったから言うわけではありますが、細川には勝手にかつての山崎武さんの幻影が重なって見えました。私が観戦に行けば必ずと言っていいほどホームランを打ってくれた山崎武。
レフトスタンドから見る打席に立つ背中が一瞬22番に見えたのです。
球場に行けば細川がホームランを打ってくれる。
この印象が鮮明に残っていたのも幻影を見た理由です。
4/1の東京ドームは代打出場だけだったので、実質これで細川がスタメンの試合は5年半越しで2戦連続でホームランを打ってくれたことになります。
次の観戦試合も細川がホームランを打って、そして14年振りの勝利を今度こそ。
それは、6/6。14年振りの大宮決戦です!
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