大谷のセフティーバントが流れを変えました。
バントというのは攻めの作戦なのだと改めて思い知らされました。
とにかく素晴らしかった大谷のバント。
奇襲。
これは一発で決めないと意味がありません。
意味がありませんというか、1回見せてしまったらその時点で奇襲では無くなります。
セフティーバントでありながら、送りバントのように早めに構えました。
例え相手が悟ったとしても、極端な守備体型を敷いているので対応ができないからというのもあったと思いますが、まずは確実に決めないと意味がないからでしょう。
そして何が素晴らしいって、バントの形が素晴らしかった。
『基本通り』
投手側に正対して構えて目線をできるだけバットに近づける。
この基本ができる選手がほとんどいないのが、プロ野球7不思議の1つです。
事情があって過去記事をほとんど下書きに戻してしまったので探せていないのですが(泣)、何度も触れてきました。
プロに入る選手はアマ時代はみんな怪物です。だからバントをするという経験が無く基本を忘れてしまう。覚えている必要が無い。
これが有力な答えです。
高校時代、バント職人だった私がなぜバント職人だったのか?
それは打てなかったからです。
クリンナップが塁に残ったのを6番の私が送って打撃重視の7番に繋ぐ。
これがパターンでした。
上記の基本通りにバントをして、2年生の時に失敗して怒られて以来、絶対に失敗はしませんでした。
プロの球をバントできるのか?と言われれば、それはできません(爆)
でも、プロの球をバントするにはなおさら構えをしっかりしないとダメだと思います。
私はバント職人だったおかげで、打てないのに仕事をした気分になれて気が楽でした。
でも、それが実際に得点に繋がっていたかは記憶にありません。
気が楽になっただけなのです。
サインを出す側も、やる側も仕事をした気になれるのが送りバント。
でも、それが得点力を上げることはないと近年のデータが示しています。
何が言いたいのでしょうか?(おまえが聞くな
そうそう、バントは攻撃的に使ってこそ効く作戦だということが言いたいのです。
そして、一発で決めないといけない。
その為にもバントの形はしっかりできていないといけない。
その全てが揃っていた昨日の大谷のバントは本当に素晴らしかったということです。
しかも10年間で1度も犠打が無かったそうですね。マジかよ・・・
ウダウダ書いてきましたが、結局
大谷凄すぎる
この一言です。
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