9月27日の最終回、このプレーが決勝点となりました。
2位争いをしているカープにとっては痛すぎる敗戦だったと思います。
石原のボーンヘッド!!と言われていますが、私は擁護したいです。
これをリアルタイムでテレビで見ていた時から同じ思いです。
満塁で三塁線のゴロを三塁手、梵が倒れながら捕り、すぐベースタッチ。
この時点で2塁走者がアウト。そして本塁に送球。
本塁で3塁ランナーをタッチアウトにしてゲッツー完成だ!
しかし、捕手石原が、梵がベースタッチしたことに気づいていなくて、
本塁はホースプレイだと勘違いしてタッチせずセーフ。
ゲッツーがったはずが、カープが失点してしまった。
これが言われている状況です。
しかし、捕手の端くれだった私の見方は違います。
満塁で三塁線のゴロを三塁手、梵が倒れながら捕り、すぐベースタッチ。
この時点で2塁走者がアウト。そして本塁に送球。
本塁で3塁ランナーをタッチアウトにしてゲッツー完成だ!
しかし、梵の送球が微妙に一塁側でしかもショートバウンドになり、
捕手石原は上手くキャッチはしたもののタッチが間に合うかは微妙。
その一瞬、『ホームをホースプレーでまず確実にアウトにするのが大事だろ!
何でこんなギリギリのプレーにするんだよ、しかも送球悪いよ!』
といった感情が入り体が動かなかった。
これです。
あくまでも自分の経験からの推測なので、こういった考えかたもあるということで。
キャッチャーのタッチプレーって、他の野手と違ってすごく難しいんです。
言葉で説明するのは難しいですが、とにかく難しいんです。
元々ショートやっててキャッチャーに転向した自分の経験から断言します。
本当に難しいんですから!(しつこい
このプレーを見直しても、やっぱりあのタイミングであの送球だとタッチは難しいです。
ショートバウンドだとミットを下から上に動かして捕ります。しかもキャッチャーミットなので、
野手のように軽くさばくことができないので体を正面にもっていって多少体を被せながら捕らないといけません。
そこから素早く回り込んだランナーにタッチするのは相当難しいです。
石原が勘違いしたと言われてますが、タッチプレーだと分かってたと思いますよ。
一瞬タッチに行こうとしてますよね?キャッチした瞬間体がピクっと動いてます。
でも、ランナー平田が素早く回り込んだために一瞬上に書いたような感情が湧いて止まった。
そう、もっと三塁が見えてない、ランナーの平田がタッチープレーだと分かって回り込んでるんです。
3塁塁審が大きな声でしっかりアウト!と判定したのでしょう。石原も気付かないわけがありません。
だから、私はこのプレーは、石原よりも
・梵のとっさの判断はいいとして、送球が悪かった!
・平田の走塁が素晴らしかった!
この2点だと思います。
もちろん、石原はギリギリでもタッチしにいった方が良かったでしょう。
本人もそこは反省していると思います。
が、あの一瞬タッチにいけなかった(いかなかった)気持ちも分かります。
捕手出身としては、こういった捕手の扱い(大げさ?)にはよくため息が出ます。
ああいった送球ではタッチするのが難しいというのを分かってもらえないんですよね。
現に、このプレー後も梵とショートの2人がガッカリしてます。
これでゲッツーとれたのに何やってんだよーって感じが表れてますね。
いやいや、送球が悪いから!!
外野の返球でも、すごい速い送球ですごい中途半端なバウンドでキャッチャーが取れないと、
「素晴らしい送球でしたが、キャッチャーが落としてしまいましたーー!」
なんて実況をよく聞きます。しかも、解説も同調したりして。
いやいや、全然素晴らしい送球じゃないから!!
声を大にして言いたい!!(暴走
まあ、捕手出身じゃないと解説も分からないでしょうね。
自分もやる前は分からなかったし^^;
ドラゴンズで言えば、谷繁さんや落合さんが、藤井の肩よりも和田さんの肩を褒めるのは大納得なんです。
ちなみに、谷繁さんは本塁のタッチプレーも神業のように上手いです。
小田さんも上手かったですね。
だからドラゴンズファンは簡単に見えちゃいますね。
今まで何度もテレビの前で1人で唸った経験があります。
私はそういうのでご飯何杯でもいけます(笑)
あと、ドラファンとしてはやっぱりこの動画で注目すべきは平田の走塁でしょうね。
おバカキャラですが、いわゆる野球脳と身体能力が素晴らしい選手です。
まさか守備と走塁がこんなにも素晴らしい選手だとは入団時知りませんでした。
たとえ打てなくてもずっと使いたい選手です。
もちろん長打力に1番期待しているので打ってくれないと困りますが。
あと、怪我しないでね・・・(また現在休んでるそうで
コメント