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涌井秀章 驚異の援護率0.43 悲運だからこそ光る凄さ

試合

涌さん、3連敗。

「先制点をとられてしまったことがうんぬんかんぬん」

という談話もあったようですが、いくら何でも酷すぎるアキーノの守備でとられた先制点です。

2失点目も、村上への2-2、3-2からの球はストライクで本来無かったピンチ。

厳密にあれがベースの上を通っているかどうかは分かりませんが、少なくとも福永の1打席目の見逃し三振となった球よりコースも高さも完全に中でした。

ドラゴンズファン目線とはいえさすがに昨日のゾーンは涌さんに対して厳しかった。

三冠王があれだけ堂々と見逃したらボールと言いたくなる

ちょっと今年はキノタクのミットずらしが気になる

村上の3-2からの球はランナーがスタートしたのでミットを止められなかった

など、色々な要素はありますがとにかく涌さんにとっては悲運。

毎回援護は無いし、エラーされるし、ゾーンも狭いし。

それでも表情一つ変えずに淡々と投げ続けるこの凄さよ。

普通なら怒るまではいかなくとも、ガッカリは表に出てしまうものです。

その点はキノタクもやっぱり性格が良いので全く球審に対して不満なしぐさを見せません。

トータルで考えれば絶対にバッテリーは審判に対して不満気な行動はとらない方が良いのですが、ちょっとくらい文句を言って欲しいとファンは勝手に思ってしまいますね。

そう、審判へ対してだけでなく相手に対して、そしてチームメイトに対して。

投手は試合中に感情を表に出さない方が良しです。

もちろん、表に出して自分やチームを結果的に鼓舞するタイプの投手もいますし、それも否定はされません。

でも、やっぱり投手は冷静さが大事なので淡々と投げる方が良しです。

ライオンズ時代から、涌井投手のそのポーカーフェイスは印象的で、相手としては凄く嫌だと思っていました。

昔、ロッテの神戸選手がホームラン打ってめちゃくちゃ喜んで大暴れして、次の打席で思い切りぶつけられたことがありましたが、その打たれた時もぶつけた時も涌井投手は無表情でしたね。本当に表には出さない凄い投手だと感心したものです(笑)

※『神戸 ホームラン』で検索してみよう!今また見ると趣があります。良し悪しは別として昔はもっと熱かったなあとか、デットボールに日本一詳しい金森コーチが最初に飛び出してきているのが面白いなあとか。

その涌井投手がドラゴンズにきて、変わらず投げ続けていること。

その喜びを、悲運であれば悲運であるほど大きく感じてしまった昨日でした。

1週間前、柳投手が同じく無援護で負けて珍しくぶ然とした態度を見せた試合の後に一緒に食事に行って、それをSNSでアップするという全方面への配慮なんかも最近は見せていてそこには感動すら覚えます。

もう涌さんの凄さは十分に分かったので、次からは援護をお願いします。

打線も前の試合で15安打して繋がった打線で、この日も流れをぶった切るようなゲッツーなども無く、そこまで文句を言いたくなるような攻撃には見えませんでした。

細かく言えば、セカンドに入れてまで残した周平を結局最後に下げるんかい!というところくらいで、全体的にはなんか巡り合わせが悪かったなといった印象。

でも結果的に完封。

結果的にこの負け方となれば、打線の責任は4番になります。

さすがに1軍に上がってすぐに打ちまくることはできていませんが、こんなもんじゃない。

1日も早く打ちまくって、審判が際どいところをボールと言ってしまうような選手になって下さい。

 

完封負けで次の日に試合が無いのはつらい・・・慣れたけど

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